クアラルンプール発 — 世界銀行は、マレーシアが2028年までに「高所得国」入りを果たすとの最新予測を発表した。さらに、現在の為替水準が維持されれば、その達成は2027年にも前倒し可能と見込まれている。
■ 高所得国とは?
世界銀行が定める「高所得国」基準は、1人当たり国民総所得(GNI)で13,845米ドル(2024年基準)以上。現在のマレーシアはこの水準まであと約1,300ドルと急接近しており、政府と民間の努力が実を結びつつある。
■ 2024年の成長率見通しを上方修正:4.3% → 4.9%
世界銀行のマレーシア担当チーフエコノミスト、アプルヴァ・サンギ氏は、「世界的な経済安定化と、マレーシア国内の投資環境改善・政治安定化が好影響を与えている」と述べた。
また、米ドル対リンギットの為替レートが現在の約4.20を維持すれば、2027年にも高所得国入りが実現可能としている。
なぜマレーシアが注目されるのか?【データで見る経済の実力

- 1人当たりGDP成長率:コロナ前比+12%(ASEANトップクラス)
- 製造業・サービス業の生産指数ともに回復基調
- 2024年のインフレ率:2.3%(安定的)
- 失業率:3.4%(2024年3月時点、パンデミック以前の水準に回復)
- 外国直接投資(FDI):2023年は約1,650億リンギット(前年比+15%)
今後の鍵は“補助金改革”と“人的資本”
注目されているのがRON95ガソリン補助金の合理化(補助金改革)。成功の鍵は「タイミング」「価格調整の段階性」「国民への納得ある説明(ナラティブ)」とされ、慎重な実行が求められる。
また、マレーシア政府は高品質な人的資本の育成に重点を置いており、教育・デジタルスキル強化、産業高度化政策(IR4.0)により、持続的な経済成長の土台を固めている。
世界と比べても際立つ安定感
- 世界全体の成長見通し(2024年):2.6%
- ASEAN主要国平均:4.1%
- マレーシア:5.1%(2024年)
マレーシアは、成長率・通貨・投資環境・インフラすべてにおいて、ASEANの中で最もバランスの取れた“次なる成長エンジン”として注目されている。
投資家・起業家にとっても大注目の市場
現在、マレーシアは「グローバル製造ハブ」としての地位を確立しつつあり、EV、半導体、再生可能エネルギー、観光・医療などの分野において海外からの投資も加速中。また、英語が通じ、法制度も整っており、ビジネス展開のしやすさでも知られている。
結論:アジアで今、最も“割安かつ将来有望”な国の一つ
世界銀行のレポートは明確に示している。マレーシアは今後数年で、単なる「発展途上国」から「質の高い成長を遂げる高所得国」へと変貌を遂げると。
「アジアで最も狙い目の国はどこか?」そう問われたとき、“マレーシア”という答えが今、最も説得力を持つ。

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参考:Malaysia to become high-income nation by 2028, says World Bank

MYPRO CAPITAL SDN BHD 創業者&CEO(Since 2019)
日本人向けマレーシア不動産 “業界初”『仲介手数料0円』
不動産ライセンス所有: REN33302(政府発行)
実績: 販売実績65件超、賃貸実績250件超、自身もマレーシア不動産所有&投資運用中、TBS・中京テレビにてV6とTV出演実績
経歴: マレーシア・クアラルンプール出身。学費全額免除でマラヤ大学卒 (マレーシアの東大) 卒業後、政府公認の特待生 (学費全額免除) として名古屋大学へ留学し卒業。日本で就職経験を経て、2014年よりマレーシア不動産業界に携わる。(現在11年目)