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マレーシア不動産コンサルタント(不動産RENライセンス:970105-56-5188)マレーシア出身。日本語・英語・中国語の3言語対応。元モルガン・スタンレー出身、外資系金融機関にてローン部門を担当し、数多くの企業向け融資審査・与信判断に携わってきた金融のプロフェッショナル。
マレーシア不動産購入においては、不動産取得に伴う各種契約書・公的書類の翻訳対応、金融機関向けローン申請書類の作成・整理、銀行との条件交渉・審査対応の実務サポートまで一貫して対応。金融・不動産の両面から、日本人投資家・購入者が安心して最適な条件で不動産を取得できる体制を提供します。
[クアラルンプール 5日 ロイター]マレーシア資産に対する世界の投資家の関心が急速に高まっている。米ドル安や地政学リスクの高まりを背景に、投資家が資産分散を進める中、経済と政治の安定性を兼ね備えた投資先としてマレーシアが浮上している。
東南アジア第4位の経済規模を持つ同国は、過去数年、周辺国と比べて相対的に出遅れていたが、足元では力強い回復基調を示している。安定した成長、政局の落ち着き、そして通貨リンギットの上昇が評価され、投資家の見方は急速に強気に傾いている。
2025年には外国人投資家が約65億ドルをリンギット建て債券に投資。これは過去4年で最大で、アジア地域でも最多の流入額となった。需要は2026年1月に入っても堅調だという。
投資家の間では、マレーシアが低利回りのシンガポールやタイ、韓国と、高利回りだがリスクの高いインドネシアやインドの「中間に位置する好条件の市場」と受け止められている。
また、タイでは長期化する政治混乱、インドネシアでは投資家心理の悪化が見られる中、相対的な安定性がマレーシアへの資金流入を後押ししている。先週には、米大手金融機関がマレーシア株の評価を引き上げる一方、インドネシア株の見通しを引き下げた。

マレーシアの代表的株価指数は、過去12カ月で約12%上昇し、先週には2018年10月以来の高値を付けた。背景には、人工知能(AI)関連のデータセンター投資拡大への期待がある。同期間、タイ株の上昇率は約3%にとどまり、インドネシア株は約15%上昇した。
マレーシアは、米大手IT企業などから数十億ドル規模のデータセンター投資を誘致しており、東南アジア最大の開発案件パイプラインを持つと分析されている。市場では「AI主導の成長サイクルの恩恵を最も受ける国の一つ」との見方が広がっている。
リンギット高も追い風
通貨面でもマレーシアは注目を集めている。リンギットは2024年初以降で約17%上昇し、アジア通貨の中で最も高いパフォーマンスを記録。先週には1ドル=3.915リンギと、2018年5月以来の高値水準となった。

こうした資産価格の上昇は、米国の関税措置の影響を受けながらも、堅調な経済成長を維持していることが背景にある。政府の速報値によると、2025年の経済成長率は4.9%前後と見込まれ、政府・中央銀行の予測を上回った。
政局面では、2022年末に発足した統一政権により、過去10年にわたる政治不安が沈静化。財政赤字削減を進める政策や、比較的安定した金融政策運営も、投資家の信頼回復につながっている。
もっとも、通貨高は輸出や観光産業に逆風となる可能性もある。ただ、市場では、米国の利下げ観測とマレーシア中銀の金利据え置き姿勢が続けば、リンギット高と債券需要は今後も維持されるとの見方が多い。
一部金融機関は、2026年末までにリンギットが1ドル=3.80程度まで上昇する可能性があると予測しており、マレーシアは引き続き外資にとって魅力的な投資先となりそうだ。
引用:Global investors betting on ‘rising star’ Malaysia as foreign cash piles in
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MYPRO CAPITAL SDN BHD 創業者&CEO(Since 2019)
日本人向けマレーシア不動産 “業界初”『仲介手数料0円』
不動産ライセンス所有: REN33302(政府発行)
[EdgeProp主催] マレーシア全土不動産エージェント約40,000人からElite賞34名の1人に選出 (2025年)
実績: 販売実績65件超、賃貸実績250件超、自身もマレーシア不動産所有&投資運用中、TBS・中京テレビにてV6とTV出演実績
経歴: マレーシア・クアラルンプール出身。学費全額免除でマラヤ大学卒 (マレーシアの東大) 卒業後、政府公認の特待生 (学費全額免除) として名古屋大学へ留学し卒業。日本で就職経験を経て、2014年よりマレーシア不動産業界に携わる。(現在11年目)






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