TRXに39階建て新オフィスタワー建設へ ── PwCマレーシアが主要テナントとして入居予定

【クアラルンプール/2025年6月26日】マレーシアの金融特区「Tun Razak Exchange(TRX)」に、新たな39階建てオフィスタワーの建設が正式に始動した。開発主体のTRX City Sdn Bhdは本日、同タワーの起工式を開催した。

この新オフィスビルは、TRX開発全体において10番目の建物となり、延床面積は約92.5万平方フィート、賃貸可能面積は約80万平方フィート。現代的な企業ニーズに対応すべく、大型で柔軟性の高いフロアプレートに加え、生物親和的(バイオフィリック)な設計も取り入れるという。

式典では、アミル・ハムザ第二財務大臣の代理としてシャーラザット財務省次官補(投資担当)が登壇し、「今回の進出はTRXだけでなく、クアラルンプール全体にとっての勝利」と強調。すでにTRXにはRM80億以上の投資が実現しており、2万人以上の知識労働者が集積している。

注目すべきは、大手会計事務所PwCマレーシアが約25万平方フィートを占有する主要テナントとなる点。同社は2024年11月にTRX Cityと本物件に本社を移転することで基本合意を交わしていた。

建設予定地 / 引用:theedgemalaysia

TRX CityのCEO、アズマー・タリブ氏によれば、新タワーの完成は2029年第2四半期を予定しており、現在はリーシングエージェントの選定と、最大6億6,000万リンギ(約210億円相当)の資金調達に向けた手続きが進められている。

アズマー氏は式典の挨拶で、「国際基準で設計されたこの新タワーは、TRXの新たなランドマークとなるでしょう」と述べた。また、TRX内の小売施設「The Exchange TRX」はほぼ満床状態にあり、住宅プロジェクトは95%以上が入居済み、既存のオフィスビル群も80%近い稼働率を記録しているという。

The Exchange TRX ショッピングモール

新タワーには、グランドブールバールのエントランス、公共およびプライベートの庭園、多層的なセキュリティシステム、その他の各種施設が設けられる予定だ。

財務省副書記官(投資担当)のシャーラザット・アハマド氏は、アミル・ハムザ財務第二大臣の代理として登壇し、「この起工式はTRXだけでなく、クアラルンプール全体にとっての成功です」と強調。「国際金融センターとしての競争力を高めるには、政府の全組織が連携し、戦略的に実行する必要があります」と語った。

 

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引用:TRX breaks ground for new office building development

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