クアラルンプール 2025年8月6日 ― マレーシアが2025年4〜6月期における新車販売台数で、ついにインドネシアを上回った。これは東南アジアの自動車市場における大きな転換点であり、長年トップを維持してきたインドネシアから王座を奪う「歴史的な瞬間」となった。

四半期販売で初の逆転
日経アジアの最新レポートによると、マレーシアの2025年4〜6月期の新車販売台数は 18万3,366台。前年同期比ではやや減少したものの、インドネシアの16万9,578台(前年比12%減) を上回った。わずか1年前まで約9万台もの差をつけられていたが、2024年半ばにはタイを抜いて東南アジア第2位に浮上し、今回ついに首位を奪取した。
背景に安定した経済と金利引き下げ
マレーシアが台頭した背景には、
- 安定したインフレ率(約2%)
- リンギットの小幅な上昇
- 中央銀行(バンク・ネガラ)の政策金利(OPR)引き下げ(2.75%)
により自動車ローンのハードルが下がったことがある。さらに、2025年上半期の国内総生産(GDP)は 5.9%増 と堅調な成長を記録した。
国産ブランドが市場をけん引

販売の主役は依然として Perodua(プロドゥア) と Proton(プロトン)。両社で市場の 63% を占め、上半期だけで 23万5,961台 を販売した。
プロドゥアは「手頃な価格と信頼性」で圧倒的な支持を維持し、プロトンはSUVラインナップの拡充とブランド再生によって販売を伸ばしている。
EV・ハイブリッドが急伸
マレーシア自動車協会(MAA)のデータによると、2025年上半期の総販売台数は 37万6,636台(前年同期比4.6%減)。
しかし注目すべきは電動化の波である。
EV販売は前年同期比 91%増の1万2,733台、ハイブリッド車も 12%増の1万7,480台 に達した。
公式な車種別内訳は公表されていないが、Proton e.MAS や BYD がEV市場を牽引し、ハイブリッドでは トヨタ と GWM(長城汽車) が強い存在感を示している。
インドネシア市場は減速
一方、インドネシアでは販売低迷が続く。消費者信頼感の低下と厳しい融資条件が影響し、2025年6月の新車販売は前年同月比 21%減 と、1年以上ぶりの大幅減となった。
東南ア市場の勢力図に変化
こうした中、マレーシアは堅調な国内需要、強力な国産ブランド、急速に拡大するEV市場という「三本柱」で他国をリードしている。
長年「東南ア最大の自動車市場」として君臨してきたインドネシアだが、いまやマレーシアが新たな王座を手にしている。

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参考:Report: Malaysia Takes Lead in Southeast Asia’s Auto Market

MYPRO CAPITAL SDN BHD 創業者&CEO(Since 2019)
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不動産ライセンス所有: REN33302(政府発行)
[EdgeProp主催] マレーシア全土不動産エージェント約40,000人からElite賞34名の1人に選出 (2025年)
実績: 販売実績65件超、賃貸実績250件超、自身もマレーシア不動産所有&投資運用中、TBS・中京テレビにてV6とTV出演実績
経歴: マレーシア・クアラルンプール出身。学費全額免除でマラヤ大学卒 (マレーシアの東大) 卒業後、政府公認の特待生 (学費全額免除) として名古屋大学へ留学し卒業。日本で就職経験を経て、2014年よりマレーシア不動産業界に携わる。(現在11年目)