MicroSoft、約233億円でジョホールバルのデータセンター買収拡大

マレーシアの不動産開発企業、EcoWorld Development(エコワールドデベロップメント)は、ジョホール州にある約132エーカー(約56万平方メートル)の工業用地を、6億9400万リンギット(約233億円)で、米マイクロソフトの関連会社に売却する契約を締結したことを2月17日に発表しました。

クアラルンプール証券取引所に上場しているエコ・ワールドは、データセンター事業者との連携を強化しており、今回の売却はその一環です。マイクロソフトは、デジタルインフラの拡大を目指しており、今後数年間で22億ドル(約3290億円)の投資をマレーシアに行う計画を発表しています。その中で、ジョホール州にあるエコ・ワールドのビジネスパーク内にデータセンターを建設する予定です。

MIDFリサーチのアナリスト、ジェシカ・ロー氏は18日付のリサーチノートで、マイクロソフトのこのプロジェクトがエコ・ワールドのビジネスパークの魅力をさらに高めると評価し、同社の株式の評価を「ニュートラル」から「買い」に引き上げました。

エコ・ワールドのビジネスパークは、世界的なハイテク企業を引き寄せる場所となっており、昨年にはデータセンター事業者に対して13億リンギット(約438億円)相当の土地を売却していました。加えて、昨年6月にはマイクロソフトに123エーカーの土地を売却し、8月にはプリンストン・デジタル・グループにも57エーカーを売却しています。

その後、エコ・ワールドの株価は18日午後に3.7%上昇し、1.99リンギットを記録。これにより、2日連続の株価上昇となりました。また、同日にはクアラルンプール郊外で統合型ビジネスパークを開発しているパラゴン・ピナクルを傘下に収めることも発表しています。

マレーシアは、手頃な不動産価格と安定した電力供給が魅力で、東南アジアにおけるデータセンターの成長拠点として注目されています。AIやクラウドコンピューティングの普及により、デジタルインフラの需要が増加しており、マレーシアではマイクロソフトをはじめ、アマゾンやグーグル、オラクルなどの企業がデータセンター拠点を拡大しています。

エコ・ワールドは、マレーシア国内外で住宅、ビジネスパーク、高層マンションの開発を手がけており、メルボルン、ロンドン、シンガポール、シドニーにも拠点を展開しています。同社は、データセンター事業者への土地売却に加えて、長期リース契約を通じても収益を得ることが期待されています。


引用:Malaysian Tycoon Leong Kok Wah’s Eco World Shares Jump After Microsoft Data Center Deal

 

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